明星和楽2018に行ってきた(最終日だけ)

先日、明星和楽に行ってきました。
院試の勉強中なのでそんな暇は実際ないのですが、最終日に半日だけ。

過去に2回明星和楽のスタッフしたことがありましたが、今回は院試10日前だったのでさすがにしませんでした。
なので、たまたま空いた日に眺めに来たという感じです。
何も調べずに来たので、着くまで今日何があってるのかすら知りませんでした笑。

ホントは、松永夏樹さん(きゅんくん)やいけあやさんの話も聞きたかったんですけどね。
きゅんくんに関しては普通にファンなんです。同年代だし、ロボットやってるし、エモいし、すごく尊敬してる人です。

1番真ん中の方がきゅんくんです。

 

 

昼から行ったので、セッションを2つ聞いて、その後はブースをぐるぐるしてたって感じです。

セッション

「エンタテインメントに突きつけられた逆説」

サウンドプロデューサーの戸田さんの言っていたマイクの話で、
出力する方法(スピーカーなど)は最新技術が使われ変化する一方で、音源をとるマイクはあまり進化していない。
という話は面白かったですね。
たしかにパラドクスです。

 

ちょうど昨日似たような話を自分の研究室でしたのですが、最近のパソコンって高性能すぎるよねって。アウトプット方法が多様化、高性能化し、4K対応とか、HD、ハイレゾとか色々な機能がデフォルトでついています。

(ただ、パソコンとして使用するのにその能力って実際は大して必要ないし、そのリソースがパソコンである必要性もない。エンジニアとしての僕らは、コード書いて、プログラム処理して、スライド作って、CADやってくらいしか使わないので低中画質でいいから処理速度だけ速くなれば、実際割とそれでいいんですよね。)

逆にインプットって、ほとんどがキーボードです。マウスや最近ではタッチパネルもありますけど、インプット最速のデバイスとしてはやはりキーボードです。
タイプライターからはさすがに進化してますが、あんまり変わってはいませんね。

(映像クリエイターや画像加工をする人は、画質重視でマウスも使うので、それぞれにあったリソースやデバイスが必要かもですね。でも万能である必要はない。)

なるほどなぁ〜って思いました。

 

後半からはVirtualYouTuber十六夜子さんも登場しました。

ホント未来感ある。

 

残念ながら十六夜子さんのことは知らなかったのですが、Vtuberはよく見ます。
Vtuber輝夜月ちゃん、猫宮ひなたちゃん、のじゃおじさん、showroomerの東雲めぐちゃんらへんをたまに見ます。
すごい時代だなぁと思いますね。

 

前に、けんすうさんが

と言っていたのを思い出します。
まさにそれ。

 

このセッション(現実世界)は、十六夜子さんがYouTubeにアップしていたのでリンク貼っときます。

 

 

セッション

「これからのロボット産業が目指す世界」

この豊橋技術科学大学の岡田先生はムーを作った人です。なんか懐かしいですね。

Muu、たぶん見たことあるんじゃない?

 

僕もロボットやってるので、セッションで話し合ってる内容はよくわかります。
(どっちかというと僕はハード寄りですが)

 

今回の話の軸は「弱いロボット」でした。
不完全で、他からの協力や援助がないと仕事ができないロボット、と言えばいいでしょうか。

現在のロボットのほとんどが工場のような場所で使われているのですが、今後はペッパー君のように社会に出るロボットがもっと多くなる可能性にあります。
つまり、インフラとしてロボットが世の中で活躍するようになるということですね。

ただ現状、ロボットが社会にインフラとして実装されるのはかなり難しい。

いくつか問題がありますが、
1番の問題がロボットに対する期待値が高すぎることだそうです。

確かにロボットって、何でも完璧にできて、速くて正確という印象が強すぎます。
期待値が高いすぎるあまり、実際動かしてみた時出来ることは限られてるので、その評価がすごく低くなる。
実際僕もペッパー君に対して、お前何なん?って、はま寿司やソフトバンクでよく思います。
ペッパー君とかAIスピーカーとか、動きや音声が機械的で不快に感じることもあります。

特に、日本人は、八百万の神付喪神的な考え方や、鉄腕アトムドラえもんのお陰で、ロボットに対する生物的な期待度が高いと言われますからね。

 

セッションの中で取り上げられたのは、roomba(ルンバ)の話でした。

ルンバはロボットでありながら、僕らがこいつが完璧でないことを知っています。これはルンバの持つ「弱さ」です。
だから僕らユーザーは、ルンバが掃除しやすいように、家具を選び、家具を配置し、段差がないようにしています。
これは、ルンバの持つ「弱さ」が僕らに作用して、ルンバを道具として使っているという状態にあります。

ロボットも道具ですので、ある程度そこは理解しないといけない。
スマホは充電しないと使えないし、勝手に自分で充電しない。皿は洗わないと汚れてるし、勝手に綺麗にならない。
みたいに、ロボットが社会インフラとして実装された場合は、出来ることと出来ないことを理解して上で使わないといけません。
未だ完璧なロボットは存在していませんので。

 

また、セッションの中でも取り上げられたのですが、ITやAI、ロボットといったようなワードってビジネスにおけるマジックワード(曖昧だが魅力ある言葉、殺し文句)的な要素がかなり大きい。

IT×〇〇とかすると、いかにも凄そうな雰囲気をかもし出して、ビジネスではウケるんでしょうが。

 

だからこそ、ロボットの技術が発展していく中で、同時にユーザーのロボットに対する意識も変化させていく必要がありますね。

 

 

3Dフォトスキャナー

これ、きゅんくんが結構前にTwitterかインスタにあげてて知ったんですよね。
きゅんくんが使ってたのはデジネル(DiGINEL)さんの物なのでこれとは違う3Dスキャナーなのですが、こういった大きな3Dスキャナーをリアルに見るのは初めてでした。
デカいわりにカメラ自体はスマホのカメラと同じくらい。それが無数にある。
未来感溢れます。

実際に写真も撮ってもらいました。
3Dモデルを形成するのには時間かかるらしいのですが、写真撮るのは1秒くらいで「まじか」って感じで一瞬でした。
3Dモデルは今度メールで送ってくれるらしいので楽しみです。

 

 

おまけ(屋台)

 

あ、あと屋台が来てたのですが、河豚が美味かったです。これは河豚鍋汁です。河豚天も美味しかった。

 

 

最終日に半日しか行ってないのでわかりませんが、ブースは海外を含めたスタートアップ系が多くて、去年までみたいな展示?が少なかったです。キャンプの方にあったのかな🤔

 

 

最後に

最終日しか行ってないので、気になった方はTwitterInstagramで、「 #明星和楽 」と探してみると面白そうな写真が出てくると思います。

僕の話にもちょくちょく登場する「明星和楽」。大学生活で出会って最も良かったものの1つです。
まぁ、その話は長くなるので今度にしますが、めちゃめちゃおもしろいお祭りです。

来年もあると思うので、その時はエンジニアやプログラマー、デザイナー、クリエイターの方は参加してみては?

 

(ツイートは明星和楽Twitter公式アカウントから引用させていただいきました。)

#明星和楽