弘道館2へ行ってきた。【前編】
8限目の講師は八谷和彦先生。
あのナウシカにでてくるメーヴェを実際に作ってしまった人です。ヤバイっすねぇ。まさか佐賀出身とは知らなかった。
とてもユニークでシンプルに面白かったです。
なんと言うべきか、最後に笑顔になってしまうようなほわっとしたワクワクな面白さでした!
弘道館2とは?
公式サイト
倉成さんの記事です。勝手にプレゼンFESは本当に面白いものを生んでますよね。
それでは、講義の方へ。
弘道館2
8限目 「破壊的イノベーション学」
八谷和彦先生
ギャラリーツアー(県立博物館)
12:30~13:00 受け付け
13:00~14:00 ギャラリーツアー
ワークショップ(JONAI SQUARE)
14:00~15:00 履歴書を書いてみよう!
15:00~16:00 10年後をやりたいことを考えてみよう!
16:00~17:00 投資してみよう!
ギャラリーツアーまでを前編、ワークショップからを後編で、時系列に書いていきますね。
目次
1, 受付
2, ギャラリーツアー
3, まとめ
1, 受け付け
始まる前に、倉成さん(電通の方です)が開口一番こんなことを。
「佐賀、ズルい!!!」
わっかる〜〜っ!!
佐賀ずるいよな。
弘道館2なんて佐賀出身の色んな専門家や有識者を呼んで、その人たちに講師として教えてもらえるなんてさ。
今までにも、ブラックモンブランの竹下製菓の社長さんやCygamesの社長さん、優木まおみさんも登壇しているし。
しかも、無料で!
弘道館2もだけど、それ以外にも最近の佐賀県のアニメ推しやサガプライズなんか他県の人からしたら羨ましいんじゃないか?
他県なら金払って抽選で絞られてしか参加できないものにスルスル参加できんだからほんと良い笑。
まぁ、それはいいとして。
読む前で悪いんですけど先に言っておきます。
クッソ楽しかったです。
2, ギャラリーツアー
実は三人展はこの時初めて行きました。
詳しい話も聞けたんでたぶんもう一回行きますね、これは。
ヒエー!ヤベェ!!!
あのメーヴェ(機体名M-02J)が目の前にある!カッケェ!!!
実はTwitterやYouTubeで何度か飛んでる様子は見たことがあって、八谷先生のことは知っていたのですが、実機を見るのは初めてで、、、。
やっぱこういう自作メカを見るとアガりますね。
機体の下部の左側に自家用、右側にはM-02Jの文字が。
一番驚いたのが、この機体が102kgしかないこと。
人力飛行機も50kg前後とかなり軽いことで知られていますが、エンジン積んでてこんなに軽いのか!と驚きました。
八谷先生が
「メーヴェと言っても本物と全く同じわけじゃない。翼を大きかったり、翼に後退角が付けられてたり、ソリじゃなくてタイヤだったり、、、」と機体を説明してる時に、
ふと片手で翼を持ち上げたり、その後も補助輪によって左右に機体が揺れたりと、あまりの機体の軽さに会場内の人たちが一瞬えっ、?と目を丸くしました。
(普通は触るの禁止なので、八谷先生が持ち上げたのでわかったことです)
もう一つ驚いたのが、このM-02Jの操縦方法。
いや、そもそもさ、無尾翼機ってのがやべぇよ、、、
まとも飛べるわけがねぇ、、(既に飛んでる)
なんだその乗り方、頭おかしいんじゃねぇか(失礼)
そして、操縦席がこれである。
身体を乗せるシートとスロットルしかねぇ、、
というか、そもそもの機体制御がめちゃめちゃ難しそうな形状のくせに、操縦法はかなりアナログで感覚的じゃねぇか、、、、
なのにちゃんと飛ぶので、それで飛ぶんかーい!って感じです。実機を見た後の方が、飛ぶんだよなって不安に思ってしまいます。
動画の中ではハングライダーや滑空機のようなイメージが強かったので割とそうでもなかったのですが、実機を見て驚きました。
八谷先生が操縦方法についても教えて下さいました。
このシートの上で、身体を前にやると下へ、後ろにやると上へと行くそうです。
まさかの上昇降下は重心移動。
いやいや、降下と着陸怖すぎんだろ笑笑
それで、旋回は身体の右に重心を移動すると右へ、左も同様にすると左へ行くそうです。これはシートから繋がってるオレンジ色のロープとエルロン(フラップ?)が連動しています。
つまり、操縦は重心移動(体重移動)でしてるんですよね。すごい、、。
機体も凄いのですが、八谷先生の操縦がかなり凄いのでは?と思いました。
たぶん普通の人は乗れません笑。
訓練量や執念、夢中さみたいなものを感じます。
三人展にフライトシミュレーターもあったので、次行く時にチャレンジしてみます!
ネットサーフィンしてたら同じような記事が。
やっぱそう思いますよね。
で、この機体(OpenSkyプロジェクト)にかかった費用が
1億円。(03年から16年間)
1億と言えば高く聞こえますが、飛行機を開発するにあたって、しかも無尾翼機でグライダーのような操縦方法の前代未聞の飛行機が1億で作ってしまったのはほんと凄い。
話を聞く限りのことしかわかりませんが、製作だけでなく試験場の確保などでもかなり苦労しているように思いました。
(少し話はそれてしましますが)
そうなると、飛ぶかどうかという技術的なところだけでなく、人の縁とか人間関係の努力の部分が必要になってくるんですよね。
勿論、夢を叶えるにはそれなりの執念や努力が必要なのはわかります。
でも、もっと自由化し、支援や協力がやりやすくなるといいですよね。
技術がオープンになって一般人にまで降りてきて、もっと自由に支援したり協力したり、誰でも参加できるようになったりすると、さらにその分野が発展できるのになぁと思います。
鳥人間コンテストや最近のVRブームがそれに近いですね。
これが何の役に立つんですか?は僕もわかりません。しかし、1億円以上の最高のエンターテイメントであるとは僕でも言いきれます。
八谷先生の場合は、アートとして、もしくは事業としてですが、最高の浪漫が詰まっていて素敵な夢を見せてくれます。
僕も所詮、夢と浪漫で生きてます笑。エンタメ万歳!笑。
役に立つかは知らんがあった方が楽しいやん!おもろいやん!という思考で僕もエンジニアリングをやってます。
その上ですごく参考になりますし、憧れますね。
そして、ギャラリーツアーの終盤から、好きなことやハマってることを(仕事やビジネスにする上で)どうすれば良いか、お金は?と、この後のワークショップに繋がって行きます。
クラウドファンディングや投資に近い考え方でしたがシンプルで、本当にいい意味で夢のあるワークショップでした。魅力的で夢のあるものは確かに応援したくなりますね。
ワークショップは後編へ続きます。
3, 最後に
実は、前に僕もこういう乗り方の飛行機を作ってみたいと思ったことがありました。
「エクラノプラン」という地面効果翼機がすごく好きで、高速海上移動をする1人乗り、2人乗りの飛行機あったらカッケェし、割と実用性もありそうだよなぁと思ったり笑。
こんなんです(高3の時ノートに描いてた)
ラストエグザイル(漫画・アニメ)のヴァンシップやラピュタ(ジブリ)のフラップター、エウレカセブン(アニメ)のリフが好きで、そこら辺の影響もありますね。
それ故に、僕にとって凄く夢のある機体で、凄く夢のある憧れる人なんですよね。本当に夢を見せるものをつくる人です。
後編に続きます!
PetWORKs
三人展
明星和楽2018に行ってきた(最終日だけ)
先日、明星和楽に行ってきました。
院試の勉強中なのでそんな暇は実際ないのですが、最終日に半日だけ。
過去に2回明星和楽のスタッフしたことがありましたが、今回は院試10日前だったのでさすがにしませんでした。
なので、たまたま空いた日に眺めに来たという感じです。
何も調べずに来たので、着くまで今日何があってるのかすら知りませんでした笑。
ホントは、松永夏樹さん(きゅんくん)やいけあやさんの話も聞きたかったんですけどね。
きゅんくんに関しては普通にファンなんです。同年代だし、ロボットやってるし、エモいし、すごく尊敬してる人です。
1番真ん中の方がきゅんくんです。
昼から行ったので、セッションを2つ聞いて、その後はブースをぐるぐるしてたって感じです。
セッション
「エンタテインメントに突きつけられた逆説」
サウンドプロデューサーの戸田さんの言っていたマイクの話で、
出力する方法(スピーカーなど)は最新技術が使われ変化する一方で、音源をとるマイクはあまり進化していない。
という話は面白かったですね。
たしかにパラドクスです。
ちょうど昨日似たような話を自分の研究室でしたのですが、最近のパソコンって高性能すぎるよねって。アウトプット方法が多様化、高性能化し、4K対応とか、HD、ハイレゾとか色々な機能がデフォルトでついています。
(ただ、パソコンとして使用するのにその能力って実際は大して必要ないし、そのリソースがパソコンである必要性もない。エンジニアとしての僕らは、コード書いて、プログラム処理して、スライド作って、CADやってくらいしか使わないので低中画質でいいから処理速度だけ速くなれば、実際割とそれでいいんですよね。)
逆にインプットって、ほとんどがキーボードです。マウスや最近ではタッチパネルもありますけど、インプット最速のデバイスとしてはやはりキーボードです。
タイプライターからはさすがに進化してますが、あんまり変わってはいませんね。
(映像クリエイターや画像加工をする人は、画質重視でマウスも使うので、それぞれにあったリソースやデバイスが必要かもですね。でも万能である必要はない。)
なるほどなぁ〜って思いました。
後半からはVirtualYouTuber十六夜子さんも登場しました。
ホント未来感ある。
残念ながら十六夜子さんのことは知らなかったのですが、Vtuberはよく見ます。
Vtuberの輝夜月ちゃん、猫宮ひなたちゃん、のじゃおじさん、showroomerの東雲めぐちゃんらへんをたまに見ます。
すごい時代だなぁと思いますね。
前に、けんすうさんが
と言っていたのを思い出します。
まさにそれ。
このセッション(現実世界)は、十六夜子さんがYouTubeにアップしていたのでリンク貼っときます。
セッション
「これからのロボット産業が目指す世界」
この豊橋技術科学大学の岡田先生はムーを作った人です。なんか懐かしいですね。
Muu、たぶん見たことあるんじゃない?
僕もロボットやってるので、セッションで話し合ってる内容はよくわかります。
(どっちかというと僕はハード寄りですが)
今回の話の軸は「弱いロボット」でした。
不完全で、他からの協力や援助がないと仕事ができないロボット、と言えばいいでしょうか。
現在のロボットのほとんどが工場のような場所で使われているのですが、今後はペッパー君のように社会に出るロボットがもっと多くなる可能性にあります。
つまり、インフラとしてロボットが世の中で活躍するようになるということですね。
ただ現状、ロボットが社会にインフラとして実装されるのはかなり難しい。
いくつか問題がありますが、
1番の問題がロボットに対する期待値が高すぎることだそうです。
確かにロボットって、何でも完璧にできて、速くて正確という印象が強すぎます。
期待値が高いすぎるあまり、実際動かしてみた時出来ることは限られてるので、その評価がすごく低くなる。
実際僕もペッパー君に対して、お前何なん?って、はま寿司やソフトバンクでよく思います。
ペッパー君とかAIスピーカーとか、動きや音声が機械的で不快に感じることもあります。
特に、日本人は、八百万の神、付喪神的な考え方や、鉄腕アトムやドラえもんのお陰で、ロボットに対する生物的な期待度が高いと言われますからね。
セッションの中で取り上げられたのは、roomba(ルンバ)の話でした。
ルンバはロボットでありながら、僕らがこいつが完璧でないことを知っています。これはルンバの持つ「弱さ」です。
だから僕らユーザーは、ルンバが掃除しやすいように、家具を選び、家具を配置し、段差がないようにしています。
これは、ルンバの持つ「弱さ」が僕らに作用して、ルンバを道具として使っているという状態にあります。
ロボットも道具ですので、ある程度そこは理解しないといけない。
スマホは充電しないと使えないし、勝手に自分で充電しない。皿は洗わないと汚れてるし、勝手に綺麗にならない。
みたいに、ロボットが社会インフラとして実装された場合は、出来ることと出来ないことを理解して上で使わないといけません。
未だ完璧なロボットは存在していませんので。
また、セッションの中でも取り上げられたのですが、ITやAI、ロボットといったようなワードってビジネスにおけるマジックワード(曖昧だが魅力ある言葉、殺し文句)的な要素がかなり大きい。
IT×〇〇とかすると、いかにも凄そうな雰囲気をかもし出して、ビジネスではウケるんでしょうが。
だからこそ、ロボットの技術が発展していく中で、同時にユーザーのロボットに対する意識も変化させていく必要がありますね。
3Dフォトスキャナー
これ、きゅんくんが結構前にTwitterかインスタにあげてて知ったんですよね。
きゅんくんが使ってたのはデジネル(DiGINEL)さんの物なのでこれとは違う3Dスキャナーなのですが、こういった大きな3Dスキャナーをリアルに見るのは初めてでした。
デカいわりにカメラ自体はスマホのカメラと同じくらい。それが無数にある。
未来感溢れます。
実際に写真も撮ってもらいました。
3Dモデルを形成するのには時間かかるらしいのですが、写真撮るのは1秒くらいで「まじか」って感じで一瞬でした。
3Dモデルは今度メールで送ってくれるらしいので楽しみです。
おまけ(屋台)
あ、あと屋台が来てたのですが、河豚が美味かったです。これは河豚鍋汁です。河豚天も美味しかった。
最終日に半日しか行ってないのでわかりませんが、ブースは海外を含めたスタートアップ系が多くて、去年までみたいな展示?が少なかったです。キャンプの方にあったのかな🤔
最後に
最終日しか行ってないので、気になった方はTwitterやInstagramで、「 」と探してみると面白そうな写真が出てくると思います。
僕の話にもちょくちょく登場する「明星和楽」。大学生活で出会って最も良かったものの1つです。
まぁ、その話は長くなるので今度にしますが、めちゃめちゃおもしろいお祭りです。
来年もあると思うので、その時はエンジニアやプログラマー、デザイナー、クリエイターの方は参加してみては?
(ツイートは明星和楽のTwitter公式アカウントから引用させていただいきました。)
魔法にかかる
最近、落合陽一にハマった。
昔から名前は聞いていたけど、音波で発砲スチロール(?)を浮かせていた動画を見たくらいからやべぇやべぇと思いだした。Twitterも前からフォローしてたのでTLになんじゃいなんじゃいいつも流れてきてたのは知ってる。
僕の話、理系で工学部なのもあって、機械やロボットが大好きで最新テクノロジーは最の高でテンション上がる大好物だ。攻殻機動隊とかガンダムとかそんな世界に憧れるオタクでもある。まぁ、そんな工学部なオタクって僕に限らず多いんじゃない?Boston dynamics社とかイーロン・マスク氏とかホントもう、、!!って感じ。それに限らずスタートアップとかベンチャーの技術も同じで僕をワクワク、ソワソワさせる。
落合陽一もその一人だ。
落合陽一を一度でも見たことがあるなら、多くの人が服装や行動から変な奴だと思うだろう。全身真っ黒でヨウジヤマモト、胡散臭そうな長い髪、テレビ出演中もスマホを触る。情熱大陸なんて始まった瞬間からストローでカレーを飲んでいた。そして、「現代の魔法使い」という異名を持つ。
なんだこいつは。変態か。厨二病か。
まぁそんなことは置いといて、この胡散臭い魔法使いに魅了された僕は、学校の忙しさから解放されたここ数ヶ月魔法使いの本を読み漁った。
落合氏の話を聞くと理系ならたぶんああ!って思えることがよくある。どちらかというと、自分の中でも気付いてはいるけどそれを上手く言葉に出来なくて違和感としてしか感じれないもの、これを上手く言葉にしてくれる。(余談だが、話の中で落合氏は言語化することは思考の整理と言っていた。)
多くの場合、AIとかビットコインとかシンギュラリティだとかそんなキーワードをもとに少し未来の話が繰り広げられる。
ちなみに僕は割とシンギュラリティ信者で、さすがに2045年は早いだろと思いつつ遠くない未来いつか到達すると考えている派だ。
超要約すると本の話はこうだ。
テクノロジー(特にコンピュータ)が凄い勢いで成長してきている。未来では人間とコンピュータの関係性は今とは変わっているだろう。そんな中でどう生活していけばいいのだろうか?日本はどうするべきなんだろうか?
要約は僕以外にも書いてる人がいっぱいいるから割愛。というより、ビジネス書なんて読んでる暇があるなら、落合陽一の本を読んでくれ。
自分がたまたま色々と考えていた時期(将来のことについて)だったのこともあって、ハマってしまった。全部が全部ではないが割と共感できる。
読んだ後に言えることは、今まで僕の世界には魔法がかけられていた。落合陽一にも魔法をかけられた。だが、いや、だからこそかもしれないが、僕も魔法をかける側になりたいと憧れた。
大学4年目になる春思う
気付いてたら3年も過ぎてた。
やばいやばい、何もしてない。
同期はみんな就活に追われている。そういえばと思い出して慌てて取り出したようなスーツを着て、学生らしい髪を整え、全身を黒に染め上げた。
自分のやりたい仕事ってなんだっけ?そもそも自分は何をしたいんだろう?欲しいのは金か、時間か、幸せか?自己分析?人生設計?
なんて疑問を考えながら、似合わないビジネスバッグを抱え、とりあえず就職説明会なんかに行っている。
3月1日に就活解禁となり、毎年恒例の就職競争が始まった。
僕は1月に大学院に進学すると決めた。実は院に行くことにあまり乗り気ではなかった。
今は景気がいいし、学部卒も院卒も仕事内容が変わらないと聞く。まして、院に行ってしまうと卒業がオリンピックの次の年。景気は悪くなり就職なんて簡単にできないかもしれない。特に院に行くメリットは見つからないし、そんなに遊んでばかりもいられない。両親にもそんなに勉強ばかりして何になるんだと言われ始めた。
僕もそんな風に思っていた。
そんなある日、僕にとって大きな出来事があった。いや、一問と言った方が正しいかもしれない。
就活中よくこんなことを聞かれるだろう。
「あなたの特技は?」
「あなたの個性は?」
なんだろうな、答えることができない。
好きなものは増えた。自転車、カメラ、旅、温泉、コーヒー、音楽、布団、たくさんある。
けど、僕は僕の特技や個性を知らない。勿論、表面上の薄っぺらいそんなものだったらいくらでも言える。自転車の事なら割と詳しいし、一人旅だって慣れている。そこら辺の事なら普通の人より詳しいしそれなりの自信もある。けど、自信を持って大きな声で言えるそれを持っていない。
元気があります!ポジティブです!やる気なら負けません!クリエイティブな発想をします!
よく聞くこんなもの、特技でも個性でもない。誰でも言えるし誰もが言う戯言だ。
企業がそれをどう思うかなんて好きにすればの一言で終わる話だけど、自分がこんなこと言っていた日には誰かに右頬を殴ってもらおう。
と言うのも、何故なら1月にあの問いが放たれたからだ。その日、問いは夢を語った僕に容赦なく石を投げつけた。
「なぜ君でないとダメなのか?」
「なぜ君以外の人間ではダメなのか?」
うるせぇと殴ってやりたいと思った。今でも思い出す。あのジジイは僕に僕の個を問うたのだ。
答えることができなかった。悔しかった。夢を否定されたと思った。拳を握り、歯を食いしばった。
(勿論この時、口では適当なことを答えてはいるが、本当の答えを僕自身わかっていなかった)
あのジジイは問いはこう。
「なぜ君でないとダメなのか?」
つまり、お前がやるべき理由、お前でないといけない理由があり、それはお前がお前であるという何か(=個性)があるからだと、そしてそれを示せと。
(哲学的な話は置いといて)この質問にどう答えればよかったのか僕なりに探してみた。僕以外ならどう答えたのだろう。
例えば、漫画「食戟のソーマ」では、幸平創真と四宮小次郎(スピンオフ)が自分の料理に出会うまでが上手く描かれている。彼ら以外もそうだが、得意料理や好きな料理に、情熱や思いがあり、さらにアイデアと斬新さを加えていき、自分以外の誰も作れないオリジナルの料理を作り上げていく。幸平創真の場合は定食屋として、四ノ宮小次郎の場合はフレンチと日本文化(特に野菜)の融合として、自分の特技や情熱を個性に変えていた。
例えば、落合陽一の話からは、AI時代に生き残る人間の仕事について考えてみる。高い専門性や独自性、またクリエイティブなものはAIやロボットには変わることができないと指摘している。僕はこれを(AI時代の)個性だと考えた。また、情熱(モチベーション)や夢(やりたい事)はロボットやAIには真似できず、人が持つ最大の特徴であり、矛となる。
つまり、好きや得意なだけではダメで、それに情熱やアイデア(創造性)も必要となる。そして、自分の特技や情熱に気づき、それを自分の武器として戦えるようなものが個性なのではないか、と解釈した。
僕は夢に対してそういう個性を自分自身に見出せず、作ることもできなかった。なぜ僕でなければならないのかわからなかった。
数十マス戻った気分だ。
僕は何をしようかと自問自答が続いた。
夢はある。けど、今はまだ残念ながら上手くそれを言語化できない。やりたい事もたくさんある。けど、それも言語化できない。
留学の試験には落ちた。今まで思っていた事もやりたかった事も全て有耶無耶になった。分解されバラバラになった。
けど、夢の軸は変わっていない。そのイメージは未完成だが着実に育っている。
漫画「3月のライオン」の島田開のこのシーンを思い出す。
タイトル戦で吹っ飛ばされた人間はみな一度は調子を崩す。それはね、当たり前。「このままじゃダメなんだ」と番勝負の間に徹底的に思い知るからだーーーそして自分を一回バラバラにこわして再構築を試みるからだ。また一からな。みんなそう。ま、みんなって「経験したヤツは」って事だけどね。
ハガレンで言うならば、理解・分解・再構築だ。僕は島田さんのようには強くない。勿論エドワード・エルリックのようにも。ただ僕も嫌という程「このままじゃダメなんだ」を思い知った。
バラバラにはなったがかけらは残っている。軸もある。曖昧だが夢もある。再構築しよう。
大学生活は4年目となる。まだ桜は咲いていないが春らしい季節を感じられる。順風満帆とはいかない。
これから研究やら就職やら当面様々な困難や問題を抱えることになる。辛いなぁ、面倒くさいなぁというのが正直な感想。
でも、今のところとりあえず大学院に進み、少しでも専門性を身に付け、その間に自分の個をつくる、そして自分オリジナルの武器を手に入れる、それしかない。勿論、これは先延ばしに過ぎないことは知っている。いつかまたあの問いに答えねばならないことも。
あのジジイを、あの問いをぶん殴ってやると、この春決めた。
Hello World
昨日、お風呂に入っていて思いたった。
徒然なるままに、日ぐらし、硯に向かいて、心にうつりゆくよしなし事をそこはかとなく書きつれくれば、怪しうこそ物狂おしけれ。
これはかの有名な吉田兼好の徒然草の冒頭である訳だけど、僕も同じことをしてみようかと、なんか、こう、、、何処かで血迷った。
「Twitterでやってるやん」というツッコミはなしにして、もっとアウトプットが欲しいかなぁと最近考え始めました。Twitterは半分ネタで半分愚痴だから、ちゃんと生産性があって記録として残すに値するようなことをつらつらと書こうかと。
Twitterには書かないような真面目な話とか、僕が何を考え、何をしたいのか、他の人にもわかるようにしたいなぁ、と思ってます。後は自転車や旅の趣味の話が多いかも。